かつて、メイを『シュタイナー幼稚園に入れたい』と考えていた時期もそうだったのだが、『幼稚園くらいまでは、思いっきり遊ばせてあげたい』と思っても、やはり小学校の事情を考えてしまって、手放しでのめりこめない。
今回、ジンの幼稚園を考えている今、一番の候補に挙がっているのが、特殊かもしれない幼稚園で、それは『森の幼稚園』と呼ばれている幼稚園の形態に近いものだ。
(森の幼稚園とは、EICネット「ドイツの『森の幼稚園』」の記事を参照ください)
私が、ジンにしてやれなかったことは、思い切り自然と戯れること。
メイは、丘を登り、雑草だらけの斜面を転がり、木に登り、桑の実を食べ・・・そんなことを目一杯させることが出来た。
でも、ジンはそういう楽しみに、足を踏み入れた時点で、引っ越してしまった。
自然と戯れる場所を探す前に、幼稚園に入園となってしまいそうだ。
だから、『森の幼稚園』は、私がしてやれなかったことを補って余りあるものだと思っている。
ただ、反対に心配な面も多いのだ。
『きちんと椅子に座って、物事ができるのか』ということ。
森の幼稚園には、椅子やテーブル・机はない。
我が家にも、ジンが使えるような椅子やテーブル・机はない。
(我が家には、ダイニングテーブルと椅子がない)
一定の時間、椅子に座って物事をするというのは、ある意味、習慣だ。
それを、どう習慣づけるのか。
ダイニングテーブルのセットがあれば、食事やお絵かきで出来ると思うが・・・
そして、入ってみなければわからないことなのだが、文字や数字など、小学校に入る前に必要とされる知識の習得に関してだ。
メイは、自由保育中心の幼稚園だったが、普通の幼稚園だったので、『お手紙』などで、勝手に覚えてきた。
だが、森の幼稚園では、園内で『書く・描く』ことに乏しい上に、男の子なので、どうなのかな〜〜と思う。
今は、7歳の誕生日を迎える年に小学生となり、『道具』を使いこなすようにならなければならない。
『道具』とは、机や椅子、鉛筆やクレヨンといった当たり前のように存在しているものだ。
森の幼稚園では、体を使っていろいろなことができるとは言っても、『学校生活』で使う『道具』に関しては、他の幼稚園・保育園から比べれば、劣っているといわざるを得ない。
自分の体を自由に動かし、体験をたくさんすること。
これは、とても大切だと思うし、私たち夫婦もこれを大切に家庭での余暇を考える傾向がある。
だから、森の幼稚園自体は、私たち夫婦の考えと合っているのだと思う。
森の幼稚園に入れたいと思う気持ちは、十分にある。
他の幼稚園は、定員のオーバーだったときの、『滑り止め』くらいにしか考えていない自分がいることも確かだ。
森の幼稚園に入れるということは、やはり、現代の『道具』を使いこなすようになるために、家庭が大切だということだろうか??
森の幼稚園での活動に加え、家庭での生活が小学校入学に直結してくるとなると、『与えられたハードルは高い』と思う気持ちもよくわかる。
(メイを見ていると、年長になれば、自由保育中心とあっても、幼稚園の生活が小学校生活に近くなってくるのが、わかる)
当のジンはというと、外遊び大好き。
その割には、『疲れたから抱っこ』などということが多いのだが、これも甘えだと思うので、外遊びばかりの森の幼稚園でも、何とかやっていけるだろう。
その上、メイを見ているので、要領もいい。
ただ、ジンはお絵かき・粘土などは、好きではない。
私も育児支援ボランティアの端くれなので、遊びの『ネタ』は多少持っているつもりなのだが、お絵描き・工作系は誘っても、なかなかしない。
ボランティアの活動時に、フィンガーペインティングなどやっても、興味がないようなので、同年代の子どもがいればやるというわけでもなさそうだ。
お絵描き・工作・道具を使いこなす。
一般的な幼稚園に行っていれば、当たり前のことを家庭で補完する。
森の幼稚園に行かせるには、我が家の環境ではハードルが高そうだ。
でも、魅力を感じ、行かせたいと思うのは、森の幼稚園だ。
だからといって、幼児教材などをやらせたいとは思わない。
また、試行錯誤の日々が始まりそうだ。
私の母が、『母親は、時としてスーパーマンにならなければならないのよ』と笑って言っていたが、本当にスーパーマンになって、幼稚園の先生のようにうまく遊ばせられればなぁと思う今日この頃だ。
2008年05月03日
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