2006年08月24日

無資格の助産行為

今日、横浜市瀬谷区の堀病院が無資格の助産行為で、捜索を受けた。
私はいろいろなところから、いろいろな話を聞く機会が多く、公的機関の方からも話を聞く機会が多いので、「いつか、何かが起こりそうな病院」としても気になっていた病院だ。

毎日新聞<横浜の病院:准看護師ら助産行為、神奈川県警が捜索開始
毎日新聞<助産行為:「法律には限界ある」堀病院長が開き直り
毎日新聞<助産行為:59年の開業当初から違法指示 堀病院長


メイを妊娠した際に里帰り出産を希望しておらず、一つの病院で検診から出産まで見て欲しかった私の候補に上がった病院でもある。
当時の私の家から通える範囲にあった産婦人科は『セミオープンシステム』といい、検診はやっているものの、出産は大きな病院でというところが多かったので、数少ない候補の一つだった。

このブログをご覧頂いている方は、私という人間は『調べ物好き』だと思っていると思うが、事実その通りで、メイの妊娠時も、ありとあらゆることを調べた。
もちろん、産院選びも良い噂だけでなく、悪い噂を探すようにして調べた。

メイが生まれる前の話なので、結構前の話なのだが、当時堀病院は先生を指定しての診察が大体2時間待ち、どの先生でもかまわないと言う診察ならば1時間待ちと聞いて、何よりも待つのが嫌いな私は、即断念した。

だが、メイの出産時にもジンの出産時にも、同時期に出産入院していた方で第1子は堀病院で出産という方がいて、少々話を聞いた。

あまりにも出産数が多く、新生児がゴロゴロとおもちゃのように扱われていてショックを受け、第2子を出産するのを止めた方、陣痛があるのになかなか生まれず、他の出産に影響が出るからと陣痛促進剤を使われ、陣痛が薬の影響で意識が遠のくくらいの痛みになり、第2子のときも同じことがあってはたまらないと止めた方。

良い噂が多いのも確かなのだが、客観的に見て、『設備・入院食・陣痛時の救急車出迎え・無料マッサージ』などの出来事で良い評価をしている方が多く、微弱陣痛などといった平常出産以外の出産を経験した方、細かい点に眼が行く方にはあまり評価が高くないように思う。

実は、良い評価をつける方が多いのに、悪い評価をつける方は酷評するのが不思議でならなかったのだ。
今回の記事を読んで、そのわけが氷解したように思う。
上記2つ目の記事に、他の病院との医師助産師の配置数比較がある。
堀病院は取り扱い出産数の割に、医師助産師がかなり少ない。
様々な問題も、忙しいことが原因の一つにあると思う。
その遠因には、産科医の不足、助産師の不足がある。

少子化対策も大切だが、安心して産めるような体制を作って行かないと少子化は止まらないと感じる出来事だった。
この記事へのコメント
こんばんは。お久しぶりです。毎日暑いですね。
私の場合一子目は安全なほうがいいと思って市民病院にしました。院内感染を恐れるあまり新生児室に入るのに手洗い、消毒、乳首の払拭を毎回授乳のたびにお母さんにさせていました。時間もかかり眠れずノイローゼ気味になりました。
二子目の時は母子同室がいいと思って評判のよい個人医院にしたのですが、お腹の張り止めを使ったかと思えばなかなか降りてこない赤ちゃんを産ませるために陣痛促進剤を使いました。これは痛みに強い私でも苦痛でした。さすがにもう3人目は産めないと思いました。
妊娠時の健診費用面で援助するのもいいですが、出産、育児に対して安心して取り組める環境が必要ですね。私は産めばどうにかなると思っていましたが間違いでした。結局すべて子どもから教えてもらいましたが現在も勉強中です。。
Posted by まどか at 2006年08月25日 00:18
まどかさん、こんばんは
いろいろご苦労なさったのですね。

今回問題になっている病院は近くにあるせいもあって、いろいろな噂も聞きます。
入院食がフルコースと間違うくらいの豪華さだとか、陣痛が来たと電話すれば、専用救急車出迎えに来てくれるとか、入院中に無料でフットマッサージが受けられるとか・・・
今日の朝日新聞夕刊にも出ていましたが、そういった入院時のサービスにお金をかけて、人件費を惜しんでいたのではないかということも、捜査の対象になっているようです。

今は出産時に事故が起こることは、少なくなっていて、誰もが『自分に事故が起こるはずがない』と漠然と考えているのだと思います。
まどかさんのように『安全』を考えて病院選びをしても、心のどこかで『自分には起こらない』と思いたいものですよね。
私もそうでした。

でも、実際は張り止めや陣痛促進剤などの薬を使うため、危険とは隣り合わせ。
そういった薬や危険に関する情報が、妊婦にしっかり伝えられているかというと、実はそうでもない。
病院が宣伝するのは、豪華な入院食や他にはないサービスで、自分たちが安全に気を配っているということはあまり宣伝されない。

少子化で出産件数が減っていることもあるのでしょうか。
医療に関してではない部分のサービスを強調する病院が増え、知識がない故に、本当の安全よりもサービスで病院を選ぶ妊婦が増えている。

産科医の減少ということも取り上げられていますが、少子化が危険を無視した顧客サービスに拍車をかけ、悪循環に陥っているような気がします。

出産育児は親だけでなく、子どもの健康にも関わって来ることなのだから、実効性のなさそうな少子化対策でなく、出産子育てに安心して取り組める環境を作ってもらいたいものですね。
私たち親も、直面する出来事に対して、与えられるだけでなく、自ら進んで情報を集めるようにしないと、安心安全を望めないのかもしれません。
Posted by 荷葉 at 2006年08月26日 00:07
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【堀病院・無資格助産事件】
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