2006年03月18日

ようやく、収穫・・・

私の記憶が確かなら、昨年10月に植えたはずのブロッコリーが、今頃ようやく収穫できた。
1本128円の苗を2本植えて、肥料も使い、水もあげ、5ヶ月かかって2個収穫できたので、採算は取れていない。
つまり、我が家の庭は、それほど冬場の日当たりが悪いのだ。
今年は冬、何を作るべきか、今更ながらに悩んでいる。

でも、今回のブロッコリーはメイにとって、少し特別なブロッコリーになった。

初めての子どもで、親が慎重になりすぎることもあったせいか、メイは見た目と違って、かなりの臆病者だ。
ちょっと物音がしただけで、『お化けが来た』とビクビクしているし、犬を見かけても、犬がピクリと動いただけで吠えられると思って逃げ出す。

そんなメイが、今回のブロッコリーは自分で包丁を持って収穫した。
もちろん臆病なメイだから、自分でやりたいといった割には、大騒ぎ。

『ブロッコリーのてっぺんを持って』『うん、持った。見て』
左手でブロッコリーを持ち、右手に包丁。
そして、私に何度も確認するし、ちゃんと見ているか確認する。

『茎が1本になっている辺りに、包丁をザクって刺して』
『どうやるの〜〜(半泣)』
『いつも、おままごとしてるみたいに切るんだけど・・・・』
『無理だよ〜〜(半泣)』
『じゃあ、1回軽く叩くみたいにして、切れ目を入れて』
何度も迷った末、ようやく、包丁で茎に切れ目を入れた。
そして、また、左手にブロッコリー、右手に包丁という姿勢で、私を見る。

『このあと、どうしたらいいの?』
『包丁はもう使わなくていいから、手で茎を折って』
包丁が自分の手から離れたとたん、いつものメイに戻り、遠慮なくブロッコリーをへし折った。
ブロッコリーには、メイの指跡が残っていた。

『取れたよ〜〜♪』
『じゃあ、もう1個もやって』
2個目は、泣き声を出すこともなく、でもかなり慎重に、包丁で切れ目を入れ、茎をへし折った。

その晩、食卓に並んだブロッコリーを指し、メイは夫に自分が取ったんだと力説していた。
メイが臆病だということを知っている夫は、『ほんとに?自分で?』を繰りかえし、私が本当に一人でやったと言うと、かなり驚いていた。

私が家庭菜園をやっていなければ、きっとメイが包丁を握るのはもっと先になったはずだ。
そして、もうひとつ、私がブロッコリーという植物を育てた経験がなければ、メイに自分で包丁を持たせ、収穫させる方法を思い当たらなかったと思う。

かつて、私の母が「親って(子どもは)スーパーマンみたいに思っているのよ」とよく言っていた。
メイをみていると、その言葉がよくわかる。
自分が経験したことのないことをするときに、親には出来ることだから何とかしてくれると思って助けを求めてくる。
子どもにいろいろな経験をさせたいと思っても、親にその土壌がないと、幼い頃からのいろいろな自然体験は、親にとっての拷問になってしまう。

プランターやミニ鉢での野菜作りは、『自然体験させたいけれど、自分には経験が少ないから・・・』と躊躇している方にも手軽でお勧めだ。
野菜が育ち、食べられる実になるまでを、親も子も身近に体験でき、もしかすると、その経験が食の安全や環境、産業にまで視野を広げるかもしれない。
子どもに将来に備えて何かをさせるという選択肢は、習い事だけではなく、小さなプランター家庭菜園の経験だって立派な選択肢だと思う。

さて、我が家の家庭菜園は、やっと本番の季節を迎える。
今年は、何を作ろうかと、今からワクワクしている。
posted by 荷葉 at 00:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 家庭菜園 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます(^_^)
ブロッコリーの収穫、おめでとうございます☆
メイちゃんも初挑戦できてよかった!
荷葉さんが家庭菜園をしているからこそ挑戦できたことで、家庭菜園の意義深さを改めて実感しました。
都会でもけっこうつくしなんかとれるのですね。私も注意して街を歩いてみようかな(^_^)
そうそう、カラスよけにはテグスを張るのがよいみたいですよ(^_^)
Posted by サルネエ at 2006年03月21日 08:47
サルネエさん、こんばんは

意義深さだなんて・・・
うちは、単に親が好きなだけですよ〜〜。
昨日の朝日新聞日曜版に『都会でも山菜が取れる』みたいなことが載ってました。
テレビでも、田舎暮らしのことをやっていたりするし、
新聞や雑誌が啓蒙することで、少しでも環境や田舎暮らしに興味を持つ人が増えるといいですね。
Posted by 荷葉 at 2006年03月27日 00:16
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