『好きな人同士でお弁当を食べていい』
1〜6年生までが1つの班になって活動する縦割り活動での遠足の時、
なぜか、こういう指導があったようだ。
世間では、『好きな人同士で食べる給食』の是非が話題となっているのに、
先生方は、何を考えているのだろうかと思うのだが、
とにかくも、こういう指導があったようだ。
そして、紆余曲折あって、1人でぽつんとお弁当を広げる子が、何人かいたそうだ。
なぜ、私がこんなことを知っているのかと言うと、
メイは、一緒に食べる約束をした子とケンカして、1人でぽつんとお弁当を広げていたそうだ。
メイが言うには、広場のあちこちに、ぽつんと食べている子がいたとのこと。
『1人で、つまんなかったから、周りを見ていたんだよね』というメイは、
同じクラスの男の子が、ぽつんと食べているのを見つけて、声をかけ、
男の子の隣に移動し、2人で食べはじめたところ、隣のクラスの子が加わり、3人で食べたそうだ。
普段、あまり接点のない3人だったのだが、知らない一面を知ることができたようなことを言っていた。
新聞で見るいじめの記事、投稿欄のいじめ体験を見ているので、
メイが『今日、1人でお弁当広げたんだよね』と言い出した時は、
ちょっと動揺したのだが、自分で乗り越えた様子に、胸をなでおろした。
どこまで親が関与し、どこまで突き放すのか、難しいところだが、
きっと、子供の様子を見ながら、手探りでいくしかないのだろうな、と思う。
ジンは、幼稚園生活も、残り4ヶ月。
小学校に入るまでは、【勉強】させず、自然に字や数を覚えてくれればいいと思っていた私だが、
ジンは、ひらがなの勉強を始めた。
それと言うのも、卒園記念に製作するファイルは、できるだけ子どもの自筆ということなのだ。
ちなみに、強制ではなく、毎年、親が代筆している子も見られるのだが、
ジンに、どうしたいか聞いたところ、『自分で書きたい』というので、
急遽、ひらがなの勉強ということになった。
メイが宿題をしている横で、ジンは自分の名前を書いている。
名前の次に進むのは、いつか、まだ、わからない。
1月中には、『名前』『好きな食べ物』『好きな遊び』『将来なりたいもの』『先生への一言』が
書けるようにならないと、ファイルが完成しない。
全部自筆でファイル作成ができるのか、楽しみなところだ。
そして私は、何と、もう、卒園準備に追われている。
ジンの幼稚園には、卒園対策委員みたいなものはなく、
クラス役員が全てを行うので、何かと忙しない。
卒園記念品を決め、手配をし、支払いをすることから始まり、
謝辞、目録、卒園式の後で担任に手渡す花の手配、先に書いた卒園記念ファイルの企画制作、
卒園式間際には、記念品やファイルなどの袋詰めまで、クラス役員が行うのだそうだ。
のんきにしていると、2月後半から、
子供と一緒に登園し、幼稚園で作業し、子供と一緒に降園するようになってしまうらしい。
毎日、何かと用事があるなぁと思っても、1個1個やっていったほうがいいようだ。
ジンの卒園式、まだ4ヶ月も先だが、あと4ヶ月しかないのだ。